人狼推議 開発ブログ

長期人狼ゲームサイト「人狼推議」の機能紹介や開発記録などをつらつらと。

【転載】開国インタビュー (2/2)

以下の記事の続きです↓cowerewolf.hatenablog.jp

※ 表記や細かい表現など、元記事から若干の変更を加えています。


Q5. 実装役職の「狂変」「研究」「祝福」について

取材者:
テスター募集時における「推議国の標準編成」のもと、実装した役職だと解釈しておりますが、開国となった今の心境をお聞かせください。

回答:
狂変者の本質は「狼が1匹吊られると囁きに参加できる」という単純なものですが、テストの過程で、多彩な戦術が採れる非常に興味深い役職であると感じました。
本実装ではさらに智狼機能も追加されていますので、人狼陣営は狂変者が囁きに参加したときに、一気に視界が開けるような形になると思います。

研究員の存在は、狼の襲撃先選択の意思決定にだいぶ影響を与えるようです。
狼も研究員対策を織り込んだ襲撃をするでしょうから、判定そのものはあまり情報価値として高くならないかもしれませんが、研究員が存在することによって村の展開はだいぶ変わるのではないか、と予想しています。

福者の能力はかなり地味ですが(それ故にダミーキャラ専用の役職となりました)、それでも真占早期襲撃による情報の激減をある程度抑止するでしょう。
灰の叩き合いになりづらい展開を作ることに、一定の寄与があると考えています。

取材者:
これらの詳しい役職の説明は、実際に推議国の説明や、過去の記事などを見て頂くとして、実際にこの実装された役職が編成された村の展開を見てみたいものですね。
テスト村と似たような展開になるのか? 違う展開になるのか?

回答:
テスト村では「占3霊1研1」という展開でしたが、「占2霊2研1」や「占2霊2研2」など、能力者と騙りの配置によって違った展開になるでしょう。
それがどうなるのかは、実際の村でプレイしてみてのお楽しみ、ということで。

Q6. 処刑投票、襲撃先投票の経緯について

取材者:
処刑や襲撃は「自己投票、委任投票、おまかせ投票、デフォルト投票」
「誰かしらを強制的に投票させるシステム」の中、この推議国では「白票」という【完全無効票】が出来るようになっておりますが、この辺りのお考えをお聞かせください。

回答:
処刑投票の初期設定を白票にしたのは、処刑投票の重要性を認識してもらうためです。
処刑は村人が人狼を排除する唯一の手段であり、投票権を行使しなければ人狼に投票を乗っ取られていいように使われてしまう危険性が上がります。
そのことをわかりやすくすために、「白票」という概念を導入しました。

「村人が人狼を排除するために投票する」というものですから、自殺票は入れられません。
投票の初期設定をランダムにすると、ランダム性が上がって票数の情報価値が下がってしまうので、これも採用しませんでした。

取材者:
ということは、処刑の始まる二日目の投票欄は「デフォルトで白票」になっていて、他の国のように「ランダムで決定された人に始めからセット」されていないという事になるのですか?
であれば、投票が間に合わない、していない、忘れていたという人は、文字通り「投票していない=白票」となるわけですね。

回答:
そういうことになります。
「ランダム票」という揺らぎがなくなるため、人外が適当に投票していたりすると、そこから人外バレしてしまう可能性もありますので、注意が必要ですね。

また、各日付の1回目に投票をセットしたときは、「○○は、投票用紙に何者かの名前を書き込んだ。」というアクションが自動で投稿されるようになっています(2回目以降はアクションは投稿されません)。
初回の投票はタイミングが村に分かるようになっている、ということですので、これも注意が必要ですね。

取材者:
これは重要な話ですね!
他の国では投票を行っても、誰がいつ投票したのか解りませんが、推議国ではアクションで表示されるから、仮決定や本決定が出た後に投票する事が、疑われにくいかもしれませんね。
その日初回の投票のみ「アクションで表示」され、その後投票先を何回変えても表示されないというシステムが、どう勝敗に関わっていくのか、楽しみです。

Q7. 村開始のタイミングの仕様について

取材者:
以前取材した時は、「RCO防止策」の意味合いを強く感じましたが、
それ以外に、開発者の考えや狙いなどあるのでしょうか?
その辺の経緯などもお聞かせください。

回答:
初日は、編成に対する認識やCO方法の議論などを通じて、村人たちが狼を吊る「場を整える」重要なフェーズです。
24時間では短いとプレイ中に感じることもあり、長めの時間を取れる可能性がある設定にしました。

村開始のタイミングをランダムにしたことで、村人たちが三々五々集まって議論を開始する、というような流れを想定しています。
また人狼も、早く来れば赤ログでの議論時間を確保できるので、ヨーイドンでRCOが始まる展開より有利に立てるだろうと考えています。

取材者:
なるほど、村陣営は「初日にどうやって狼を追い詰めるか議論する時間」を、狼陣営は「初日にどうやって勝つか作戦を練る時間」を確保できるようにしたわけですね。

村が開始される時間が「人数が揃った時点から●時間●分●秒後に開始」と、かなり細かな仕様だとテスト村ではお聞きしましたので、参加者全員がいつ始まるのか解らない。
他国では開始時間が全員解るので、時間さえ取れれば開始時間に在席する事が可能。
この違いがどう勝敗に影響してくるのか、今後の展開に期待ですね。
私が調べた限りでは「この仕様は人狼有利では」という声もあるようですが。

回答:
人狼に有利、というより、「ヨーイドンRCO」に対抗せざるを得ない人狼の不利を解消したい、という感じですね。
他国では初日に「白ログ禁止時間」を設けることで人狼側の不利を解消しようとしている村を見かけますが、それとは別のアプローチを、ということです。

Q8. 禁止行為について

取材者:
かなり厳しめの事を書いてあると感じます。
特にゲーム破壊につながる「突然死」他国でも頻繁に見受けられる「暴言」など。
改めて推議国における禁止行為より、この「突然死と暴言問題」についてのお考えをお聞かせください。

回答:
長期人狼ゲームの大前提は、「毎日村に来て発言する」ということです。
突然死はこの大前提を破る行為ですから、いかなる理由があったとしても国側では判断できない以上、「一律にルール違反」としました。
もちろん人間がやるゲームである以上、プレイヤーが事故や病気等でゲームを続けられる状態ではなくなる、ということも考えられますから、その場合には「緊急事態を申告」してゲームから離脱できるようにしました。

また前述の通り、長期人狼というのはブラックな世界観でストレスの掛かるゲームですから、プレイヤーがついカッとなって暴言を吐きたい気持ちになる、ということはあり得ます。
ただし、このゲームはキャラクターの仮面をお互いに被ってやるという前提があるわけですから、すべての発言はキャラがキャラに言っているものであり、プレイヤー自身の話は関係ないわけです。
その前提を担保するためにも、人狼推議では「中の人丸出しで話をすること」を禁止行為として明文化しました。

キャラクターとそれを操作しているプレイヤーとは、本来分けて考えられるべきものです。
愚痴や文句をいいたくなったとしても独り言に留め、村ログでは個人としての不快を出さない(中の人丸出しで話をしない)ということを各プレイヤーが意識して実践することで、「中の人」というゲーム外の要素に気を取られる必要がなくなり、ゲーム内の推理と議論に没頭できる環境が確保できる、と考えています。

取材者:
なるほど、文字だけでやり取りをする訳ですから、対面・カード人狼と違って「バカ、アホ」と言っても、それがどのように、どの程度で言ってるのかは判断できませんよね。
対面・カード人狼だと「声、口調、声の大きさ、表情、態度」などから「目に見えて判断できる」訳ですが、文字だけでは解りませんよね。
だからといって「バカ、アホ」といった「一般認識として暴言と言われる発言」をしていいというわけではありませんが。

この話ってなかなかうまく説明しにくい部分ですよね。
「キャラチップ使って発言してるのは中の人なのに、中の人発言するなとか何言ってんだこいつ」ってなりますし。

回答:
「キャラチップはただのアバターではない」という認識ですね。
キャラの顔で発言しているけど中身はそのままその人、ではなくて、キャラの人格を通して発言してもらいたい、ということになります。

キャラの顔で「リアル事情で不在だ」とか言われても、中の人が本当のことを言っているのか、人外がそういうフリで言っているのか分かりませんから、「リアル事情」と言われても一律に取り合わず、「不在と言ったという事実」だけを推理に使えばいいし、世界観を壊すことに繋がるので、「緊急事態の申告」以外では「リアル事情」の発言はしない、ということです。

取材者:
なるほど、アーヴァインが「リアル事情で不在だ」といっても、アーヴァインを使ってプレイしている人の事情なのか、アーヴァイン自身(村側なのか狼側なのか)が言ってるのかは分かりませんよね。
そもそもアーヴァインのリアルって何なんだって話にもなりますし。
自警団長が人狼事件の発生した村の中に居るのに、それ以外のリアルな事情って何なのでしょうね? 謎だ。

回答:
まあそういうことですね。
「自警団長」のアーヴァインが集会場に不在であるならば、それは人狼を警戒してパトロールでもしているからでしょうし、それで人狼に脅威と思われて喰われてしまう、というのが「リアルな事情」でしょうね。

取材者:
自警団長アーヴァイン……ダミーキャラの悲しいリアル事情ですね……。

Q9. 大事な部分、国名について

取材者:
どういう想いでこの「推議」という名を付けたのでしょうか?

回答:
推議というのは「推理」と「議論」を繋げた造語です。
長期人狼ゲームの楽しみ方、というのは様々あると思いますが、人狼推議では、主に客観的な情報を基にした「推理」と、それを踏まえた「議論」をメインに据えたゲームプレイを追究したいと考えています。
その願いと決意を込めて、人狼推議、という国名を採用しました。

取材者:
その願いが多くの人狼PLに届くと良いですね。

Q10. 最後に今後の推議国について

取材者:
開国してすぐ「イベント」として、

オープンキャンペーン
4/16(日)までに作成された村は自動生成・カスタム問わず獲得GPが2倍になる

が実施中ですが、今後どのような事を行っていくのか公開できる範囲でお聞かせください。

回答:
現在、人狼推議では標準の16人村と少人数の11人村という2種類の自動生成村を用意していますが、これに加えて、期間限定で特殊な編成(人数や役職等でバリエーションを持たせる予定です)の自動生成村を第3枠として用意することを想定しています。
また、長期人狼というのは初心者に敷居の高いゲームですので、チュートリアルと自動生成村の間にもう一段階、例えば模擬戦に近いような村で実戦を学ぶ、というようなものを用意できないかな、と考えています。

取材者:
「第3枠」の話ですが、また「テスター募集」をする事はお考えでしょうか?
GP欲しい方もそれなりに居ると思いますので、「テスター参加したらGPもらえます」という企画はいかがでしょう? 素人の浅知恵ですが。

回答:
そのあたりはまだ未定ですね。
もしテスター募集をする必要が生じれば、国のトップや公式ツイッター人狼SNSなどでアナウンスすることになると思います。

取材者:
今後の推議国に期待ですね。
本日はお忙しい中、ありがとうございまました。

回答:
推議国はまだ出発したばかりです。
今後はみなさんに遊んでいただくことを通じて、国を育てていきたいと考えています。

インタビューの回答は難しい話になってしまった部分もありますが、そのあたりは「そういう考えもあるんだなあ」くらいに流していただいて、ぜひお気軽に遊びに来ていただければ幸いです。
今後とも推議国をよろしくお願いいたします!