人狼推議 開発ブログ

長期人狼ゲームサイト「人狼推議」の機能紹介や開発記録などをつらつらと。

【転載】開国インタビュー (1/2)

人狼推議開国にあたり、人狼SNS内でインタビューを受けました。
取材者の方からこれについても転載の許可をいただいたので、記事にまとめました。
今回はかなり長いので、記事を2分割します。

※ 表記や細かい表現など、元記事から若干の変更を加えています。


Q1.

取材者:
改めて、推議国開国おめでとうございます。
以前同じ事をお聞きしましたが、自動生成村とカスタム村という、今は無い国にしようとした経緯を、開国という事で改めて簡単にお聞かせ下さい。

回答:
「狼を探して吊る」というゲームの本質を追究するのに最も適した環境は、誰がプレイしているのか分からない自動生成村だと考えています。
ですから、人狼推議では自動生成村を実装し、それを主軸に据えています。

カスタム村機能はもともとの人狼物語スクリプトにありましたし、再戦や好きな編成で村を建てる等の需要もありますので、維持していますが、あくまでメインは自動生成村という考えです。

取材者:
なるほど、対面・カード人狼と呼ばれる「人狼」も、実際に会ってみなければ「だれがプレイしているのか分からない」状態ですからね。
東京村など長年の実績のある場所では、一定の「常連」も居るでしょうから、「だれがプレイしているのか」はある程度の想像、予想はできるでしょうが、開催日の会場に着くまでは「だれが来ているのか、来るのか」は解りませんよね。
こういった「不特定多数の人が集まって遊ぶゲーム」という部分を、ネット人狼でも実現するには、カスタム村で「村建て人が人集めるよりも、自動生成村の方が適していると思われますね。

回答:
対面・カード人狼や短期人狼では、何戦か連戦していると、相手の特徴が見えてきたりしますが、長期は「一期一会」が基本だと考えています。
ロールプレイの仮面を被り、「中の人」から離れた空間で役職を演じることで、「狼を探して吊る」というゲームそのものに没頭できるでしょう。

Q2. ノートと掲示板機能について

取材者:
以前の取材とテスト村実施から、試行錯誤を経て開国し本実装となりましたが、開発者の思い描く形で実装できたのでしょうか?
その辺を経緯と共にお聞かせ下さい。

回答:
ノート機能は国作りの初期の段階で導入しましたが、その時とほぼ変化していませんので、実装としては完成形であると考えています。

掲示板機能は何回かのブラッシュアップを経て現行の仕様になりましたが、祝福能力による通知や突然死通知など、判定表に入れてもいいけれど入れていない項目がいくつかあります。
これらは「どの村でも必ず起きる」というイベントではないのですが、判定表に入れ込めばそれだけスペースを占拠することになるので、そのトレードオフを考慮して入れていない、という感じですね。
開国後の状況を見て必要があると感じれば、機能の追加はあり得るでしょう。

取材者:
テスター募集で行ったテスト村では、掲示板はともかく「ノート」機能に戸惑う方がおりましたが、この辺りももっと沢山の人に触れて、実際に村で使った反応を見てみない事はに解らないでしょうね。
テスト村でも「通常発言とノート発言の差が解らない」って方もおられましたし。

掲示板機能も含め、沢山の方の反応は、国主としても早く知りたいところではありませんか?

回答:
そうですね。
人狼推議はいままでの国にはない仕組みをいろいろと作りましたので、他国でのプレイに慣れた方には戸惑いもあるかと思います。
これらの機能は、推理と議論で狼を吊るという「場」に何が必要なのか、を考えて実装したものなので、何回か村で使っていただければ、その効果は分かっていただけるだろうと考えています。

Q3. チュートリアルの経緯について

取材者:
チュートリアルと聞くと、取扱説明書など「基本的な事を学ぶ場」というのが真っ先に思い浮かびます。
これはいきなり推議国に来た方に、新たに実装されている「掲示板やノート」の操作方法など学ぶ場として用意されたものだと思われますが、それ以外にも何かあるのでしょうか?
テスター参加時にチュートリアルを体験しましたが、単なる説明書ではないと感じました。実装経緯と共にお聞かせください。

回答:
チュートリアルは、初めて長期人狼をプレイする人を対象として想定しています。
ゲームなんて気軽に始めてから自分に向いているか判断するものですが、そういう気持ちで村に入ってついていけなくなってしまい放棄する → 突然死という事態に対して、何か対策はできないかと考えて、実装に至りました。

ですので、「村に入ってみましょう」「発言してみましょう」から始まって、●▼の希望を出して結果を見るところまで、本当に基本のところを学ぶ形になっています。
その過程で、人狼推議で新たに実装されたノートや掲示板といった機能についても学べるようになっています。
いきなり対人戦の村をやる前に、チュートリアルを通して少しでも雰囲気をつかんでもらえれば、初参加者の突然死は減るのではないか、と考えています。

取材者:
今のゲームには必ずといっていい程「チュートリアル」がありますものね。まずはCPU相手にという事ですね。

回答:
そういうことですね。
人狼ゲームの基本は対人戦ですが、初心者が右も左もわからない状態でいきなり対人戦をしても、何をすればいいのか分からない、となって、結果「なんだこれ」「つまらない」となってやめてしまうこともあるだろうと思います。
チュートリアルをすれば、最低限の「何をすればいいのか」は分かった状態でゲームに臨めるだろう、ということですね。

Q4. ゲームポイント(GP)の経緯について

取材者:
他の国にはない機能で、注目を集めていると思われますが、改めてGPとは何か?
GPで何ができるのか? GPというものを実装しようと考えた経緯など、お聞かせください。

回答:
ゲームポイント(GP)は、村を最後までプレイすることによって獲得できるポイントです。
GPを使うと、村参加時に希望役職を指定したり、カスタム村を作成したりすることができます。

長期人狼というのは、およそ一週間という長期間にわたって「お互いに疑い疑われる」というストレスのかかる環境に身を置くゲームです。
「希望した陣営にならなかった」「疑われてつらい」などといった状況でも、村をちゃんとやり遂げればGPを得られるという仕組みがあることで、プレイヤーのモチベーションを維持することにつながるのではないかと考えています。

取材者:
今は閉鎖された「人狼審問」にも似た機能がありましたね。
こちらは、全てのオプションを付けて村を建てると5P必要ですが、推議は10 GPですよね。
この数字設定は審問を知る方にとって「多すぎる」と思われます。

テスト村に参加した際、推議の村建て画面を拝見しましたが、

村を建てるのに(10 GP)

オプションでは、
パスワード設定(2 GP)
特定のキャラセットだと(1 GP) 現在6セット中2セットが該当
発言量pt設定 標準以外の多弁と小喉設定(1 GP)
促し回数 標準以外の回数設定(1 GP)
役職希望を無視する(1 GP)
コミット機能:「時間を進める」機能を使用する(1 GP)

全ての要素を使用素た場合、17 GPも必要になります。
標準設定のままで村を建てれば10 GPで済みますが、審問と比べるとどうしても「多すぎて厳しい」と感じる方はいるのではないでしょうか?

また、今のネット人狼国は「何も必要とせず村を建てられる」環境ですので、頻繁に村を建てて遊んでいる方にとっては、GPがネックで遊べないという人もいるのではないでしょうか?
村に参加する際GPを使用する事で「希望役職指定」できますが、必要GPが5 GPという点についても同様に「そんなにGP必要なの?」と疑問に感じる方も多いのではないかと思われます。

GPという【推議国ならではの仕様】という一部分だけ扱って話をしておりますが、このGP設定はどういう考えで設定したのでしょうか?

回答:
まずGPの具体的な値についてですが、人狼審問では「どの村もプレイが終了すると1p」でした。

人狼推議では、誰でも比較的獲得しやすいように、

  • 参加基礎点(自動生成で2 GP、カスタムで1 GP)
  • プロローグ維持(一度入った村を最後までプレイする、1 GP)

に加え、

  • 陣営勝利(陣営の人数に応じて1~3 GP)
  • MVPボーナス(2 GP)

というように、ポイントを獲得できる項目が複数にわたっています。
基本的に、村で活躍するほど多くポイントを得られるようにしていますので、そういうプレイを目指すことへのモチベーションにも繋がると思います。
また、現在実施中の開国キャンペーンもそうですが、今後もボーナスGPが得られるようなキャンペーンを実施していきたいと考えています。

村建てにGPという制限を課した理由ですが、これはある意味逆説的で、「村建てをもっと気軽にできるようにするため」です。
現在、人狼物語ベースの国は、村建てに特段制限を設けていないところが多いですが、それ故に、限りある村建て枠を「建て逃げ」等で消費されることにどう対処するか、という問題が起きていると思います。

これにより、村を建てて宣伝して人を集めて成立のために努力して……、というプレッシャーが村建て個人にかかることになります。
ようやく村が開始したけど、村建て人は既に疲弊している、なんてことも起こっているんじゃないかと思っています。

推議国は、カスタム村はGPさえあれば好きに建てられて、建て逃げOK、廃村になってもいいよーという感じにしたいので、その前提条件として、GPという手段で「ある程度遊んでくれているプレイヤー」を設定した、ということですね。

ここの「カスタム村の作成」にある「廃村期限」の項目に記載していますが、村を建てたけれども人が集まらずに「廃村」となった場合、初回に限り使用されたGPは全部返還されます。
ただし、連続で2回3回と不成立が続くと返還GPは半分(端数切り捨て)となります。

取材者:
なるほど、10 GPという数字だけみると「多すぎて村建てにくい」と感じますが、
自動生成村に参加して(プロローグ)最後まで(決着のつくエピローグ)プレイすると2 GP+1 GPで3 GP。
陣営勝利すればさらに1~3 GPなので、4~6 GP。
(注:現在の仕様では、村陣営勝利1 GP、狼陣営2 GP、妖魔陣営3 GP)
さらにMVPになれば2 GPだから、6~8 GP。

2~3回自動生成村で遊べば村が建てられそうですね。

回答:
そんな感じのイメージですね。
現在、推議国は開国キャンペーン中で、もらえるGPがすべて2倍になっていますから、期間中に1回以上遊んでいただければ、村建てに必要なポイントもだいぶ手っ取り早く稼げると思います。

GPシステムの詳細については、「その他の仕様」の「ゲームポイント(GP)システム」もご確認ください。
http://cowerewolf.sakura.ne.jp/play/sow.cgi?cmd=spec#gp


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cowerewolf.hatenablog.jp